第36回:屋根の形状別 遮熱対策方法

屋根形状別 遮熱対処方法について

弊社で提案している屋根の遮熱方法は、屋根材や形状により対処方法が異なります。

今回は、屋根の違いについて説明いたします。

重ね式金属折板屋根

 金属折板屋根をタイトフレーム上でボルト固定する方法の屋根。

 屋根上面にボルトが出ている。

◎対処可能:冷えルーフ・ミラクール

ハゼ式金属折板屋根

 金定金具を2枚の金属屋根材の端部で挟み、巻き込んで締める方法の屋根。

 山のトップに折り曲げた屋根材が一列になっている。

◎対処可能:冷えルーフ・ミラクール

瓦棒屋根

 緩勾配の屋根の斜面に沿って、一定間隔で瓦棒と呼ばれる角棒状の心材を入れる工法で

 金属屋根を葺く際に用いられる工法です。

◎対処可能:ミラクール

陸屋根

 屋根勾配のない平面な屋根。防水シート等で止水を行う。

 防水シートの劣化により雨漏りが発生する場合があります。

◎対処可能:ミラクール(*防水シートの素材により施工不可の場合もあります。)

       雨漏りしている場合は、塗膜防水が特徴のシームレス工法がおすすめです。

スレート屋根

 波型スレートはセメントと繊維を成形して作られた波型形状の屋根。

 繊維としてアスベスト(石綿)が使われているものもあり、この有無が社会問題化しています。

 アスベストの有無の目安は規制と製造年によって異なります。

 ◎冷えルーフ・ミラクール ともに施工不可

 既存屋根の外側に新規屋根材を葺く工法は可能です。

 下の写真はスレート屋根をリリーフ工法で改修を行った建屋です。

本既存屋根の上に新たな屋根を葺きますので、工場は稼働したまま工事が可能です。

弊社では、屋根の形状や素材、状態(雨漏りや錆等)により最適な方法を提案いたします。

ドローンを使い安全かつ簡単に屋根の状態を確認いたしますのでお気軽にご相談下さい。