弊社で提案している省エネ・節電対策には、大きく分けて2つの考え方があります。
1つ目は
◎建物の外側に対策を施し、建物が暑くならないようにする。
屋根や窓など建物自体に対策を行うことで太陽光からの熱を室内に入れないという考え方です。
〇屋根の場合
・シートで日陰を作る【冷えルーフ】
金属折板屋根に冷えルーフを取り付けることで、日射を遮り屋根が温まることを抑制します。
屋根表面温度は10~20℃程度下がり、室温上昇を抑制します。
・屋根表面に遮熱塗装を塗布する【ミラクール】
屋根や外壁に遮熱塗装を塗ることで、日射を反射し屋根が温まることを抑制します。
真夏の暖められた屋根は素手で触ると火傷するほど熱くなりますが
ミラクールを塗った屋根は、素手で触ってもヒンヤリと感じるくらい温度上昇を抑えます。
・遮熱コーティングを施す【ゼロコート】
窓にゼロコートを塗るだけで、赤外線、紫外線を吸収し、室内に侵入することを防止します。
室内の日が当たるところの温度上昇を抑え、室温が上がることを抑制します。
建物に対策を行うことで、効果的に太陽光を遮断・反射し室温の上昇を抑え、空調効率を改善します。
室温の上昇を抑えるので空調の効きがよくなります。
設定温度を1℃上げるだけでも約10%電気使用量が削減すると言われています。
空調の効きが良くなり、設定温度を上げることで省エネ・節電に繋げられます。
2つ目は
◎電気を使用している物へ対策を行う
・LED照明へ交換する
LED照明への置き換えは、非常に効果的ですがほとんどのお客様で交換は済んでいると思います。
事務所等でよく使われている蛍光灯タイプは約30%削減
高天井に使われている水銀灯タイプは約50%削減できると言われています。
水銀灯は、すでに生産が終了し販売数も少なくなっています。
まだLEDへ入れ替えていないお客様はぜひご検討ください。
室外機が置かれている環境は、日当たりのよい屋根上や
工場の南面や西面に置かれている事が多いです。
日当たりがよいので、室外機本体や外壁や屋根面、アスファルト面など周辺は暑くなります。
弊社で提案している対策は
室外機本体やその周辺(外壁やアスファルト面等)に遮熱断熱塗装を塗布し温度上昇を抑制します。
また、熱交換の心臓部である吸気口(アルミフィン部)へウィングを取り付け
日陰を作り熱交換効率をUPさせます。
実例では夏季最大40%、冬季最大20%電気使用量が削減した事例もあります。
空調機だけでなく、冷蔵・冷凍機の室外機へも応用できます。
建物の外側に対策を行い、室温上昇を抑え空調効率をよくする事と
電気使用品への対策を組み合わせて対策することで、
電気使用量は大幅に抑えることが出来ますので、お気軽にご相談ください。