IoT統合型製造実行システム「Information Organizer」

 

「Information Organizer」は、様々な工場をIoTで繋ぎ、ヒト・モノ・設備を管理するクラウドベースのIoT統合型製造実行システム(MES1)です。

工場内の生産活動をリアルタイムで管理し、業務効率を最大化します。

 

システム構成と機能一覧

 

 

主な特長

 

モノの管理

▶ 生産進捗をリアルタイムで管理

従業員の標準作業時間や勤務時間、生産投入予定や工程完成実績など、工場内での日々の様々な業務実績データをクラウドのデータベースで管理し、生産進捗をリアルタイムで更新します。

終了予測を明示することで、遅れが発生していればすぐに対策を講じることができます。

 

 

▶ サプライチェーンを一元管理

委託工場や内職者の工程進捗、デポ倉庫の在庫状況など、複数にまたがる製造現場のデータをクラウドで一元管理することで、サプライチェーン全体の動きがリアルタイムに把握できます。

また、EDI2(電子データ交換)機能により、内示・発注、納期確認、出荷・検収、支払・請求といった 受発注業務をクラウドで一貫して完結することができます。

 

 

▶ 図面・文書管理と検索

図面や見積書などの文書に検索用の属性情報を付けてクラウドに保存します。

必要な情報を簡単に検索・取得できる機能で探し物にかけるムダな時間を無くすことができます。

 

 

ヒトの管理

▶ 人材配置を最適化

事務所から離れた工場内の作業者配置を一覧で確認することができます。

各作業者の作業スキルや3H(初めて・変更・久しぶり)情報も可視化でき、ドラッグ&ドロップ操作で最適な配置計画を作成することが可能です。

 

 

設備の管理

▶ 工場内IoT設備の稼働監視

オープンソフトウェアプラットホーム「Edgecross」に対応し、多岐に渡る設備機械の稼働状況を収集しリアルタイムで監視します。トラブル時に素早く対応できる事後保全に加え、蓄積データの見える化に より再発防止やメンテナンスの効率化など、予備保全にも活かせます。

 

 

その他機能

▶ かんたんアプリ作成

日報や検査記録などの現場帳票をノーコードで簡単にアプリ化でき、帳票情報のデータ収集を容易に実現します。

 

 

▶ 収集データの可視化・分析 

日報や検査記録、設備の稼働データを収集して可視化します。簡易BIツールとして活用でき、QCD(Quality:品質、Cost:コスト、Delivery:納期)の向上に繋げます。

 

 

 

 

 

今回は村田機械 Information organizerを紹介させていただきました。

システムの導入をご検討の際は、どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

 

  1. MESとはManufacturing Execution Systemの略称。製造工程の把握や管理。作業者への指示や支援を行う製造実行システムを意味する。 ↩︎
  2. EDIとはElectronic Data Interchangeの略称。企業や行政機関などがコンピュータをネットワークで繋ぎ、伝票や文書を電子データで自動的に交換すること。 ↩︎