冷えルーフ
金属折板屋根は低コスト・短期での施工が可能であり、工場・倉庫・商業施設など、様々な建物に対し、多く導入されています。その反面熱伝導が高い鋼板製であるため、夏の暑さ・冬季の寒さの影響を受けやすく頭を悩ませる機会も増えております。冷えルーフはその様な金属折板屋根の悩みを解決するために開発された遮熱・断熱システムです。
こんなお困りごとに
室内が熱くて作業が困難!
エアコンをつけていてもなかなか冷えない
電力使用量を抑えたい!
冬場の結露に悩んでいる!
冷えルーフが遮熱効果を発揮する仕組み
冷えルーフとは、日影(日陰)・空気層・通気で屋根を冷やす自然の力を利用した遮熱システムです。
冷えルーフは、金属折板屋根に新設・既設問わず施工が可能です。
自然の力を利用した遮熱方式
日 陰
屋根にシート(冷えルーフ)で遮光することで日影を作り、日影効果により屋根の温度上昇を防ぎます。
空気層
シートと屋根の間の空気層が熱伝導を防ぎます。
通 気
通気が良いので、空気層が暖められるのを風の力で逃します。
冷えルーフが取り付け可能な屋根
冷えルーフは、金属折板屋根に新設・既設問わず施工が可能です。
〇重ね式折板屋根
〇ハゼ式折板屋根
冷えルーフ8つの特徴
1. 低コスト
他の遮熱工法に比べ低コストを実現しました!
2. 短期施工
ハゼ式なら1,000㎡(約テニスコート5面分)を約1日で施工完了します。
他工法と比べ、低価格も実現できます。
3. 維持費0円
0円!、維持費はほぼ発生しません
4. 効果の持続性
屋根を遮蔽する機能ですので、汚れによる効果の低下はありません。
5. 長寿命
軽くて丈夫、10年以上の長寿命シートを採用しています。
6. 安心の保証期間
5年間の性能保証を実施しています。
性能が保持されない場合は、補修またはシートの交換を致します。
7. メンテナンス保証
保証期間内は、年1回のメンテナンスを実施しています。
8. リサイクル可能
撤去後の部材は全てリサイクル可能です。
冷えルーフの効果
シングル折板屋根の事例
通常の屋根の上に施工している最中に、サーモグラフィーで検証しました。
施工した箇所と未施工部分がサーモグラフィーを使用することではっきりと温度差が確認できました。
温度差 18.2℃
未施工部:42.2℃
施工部:24.0℃
冷えルーフには様々な効果があります。
省エネ
CO2削減
温度低減
夏場の日差しを受けた屋根の表面温度は70℃に迫る温度まで上昇します。これが輻射熱として室内にジリジリと伝わり【暑い!】と不快に感じます。冷えルーフは、屋根に降り注ぐ太陽光を遮断し、室温の上昇を抑制します。
雨音低減
近年よく聞くゲリラ豪雨の際、金属折板屋根の下では会話もできないほど雨音がうるさく感じます。シート素材の冷えルーフは、クッション材となり、雨が屋根材を叩くことがなくなるため雨音は低減されます。
音鳴り低減
「ギシギシ」「カチカチ」といった金属部分がきしむ音、時には「バーン」と破裂音がなることもあります。これらは折板屋根の特徴で、日陰と日向の温度差による金属収縮の違いによるものです。冷えルーフを張ることで、温度差が少なくなり、音鳴りの緩和につながります。
冬の保温効果
結露対策
冬場の金属折板屋根は、放射冷却により-10℃程度になることもあります。暖房などで温められた空気は、温度の低い金属折板屋根から放熱されます。冷えルーフは、放射冷却を防ぎ保温効果に繋がります。屋根材と室内の温度差が小さくなることで、結露緩和効果も期待できます。
積雪時
施工部:1.6℃
未施工部:-0.5℃